離婚の際の住宅ローンに関してお伝えしたいと思います。
離婚した後も今のお住まいにずっと住み続けたいというかたも多いかと思います。
また、一方で売却して現金化を検討されるかたも一定数いらっしゃると思います。
まず第一に、住宅ローンに関する情報を整理する必要があります。
具体的には
①名義がどうなっているか。
②価格は現時点でどれくらいなのか。
③住宅ローンの残高はどれくらいなのか。
価格については不動産会社に査定依頼をすれば、おおよその目安がわかりますし、住宅ローンの残高については金融機関から送られてくる残高明細、もしくはローン契約時に発行されている返済予定表で確認できます。
査定額がローン残債を大きく上回っていた場合は売却の選択肢もあるかと思います。
次に離婚後にその家に住み続けるケースですが、名義人がその家に住み続ける場合、単独名義であれば問題ありませんが配偶者が連帯保証人になっていた場合は名義人の返済が滞ったときに金融機関から連帯保証人に督促が来ますので注意が必要です。
また配偶者が住み続けて名義人がローンを返済していく場合も名義人の返済が滞ると、最悪の場合は競売になってしまいますのでお互いの収入状況を事前に確認しておくことが必要です。
名義そのものを配偶者に変更することも可能ではありますが、配偶者の内容(勤続状況、年収など)で金融機関から認めてもらえないケースもあります。
以上が留意点となりますが、さらに詳細を知りたい場合はお気軽にご相談いただければと思います。