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自主管理のマンション

分譲マンションの管理形態方式には「常駐(住み込み)管理」「日勤(通勤)管理」「巡回管理」「自主管理」とありますが、今回は自主管理について述べたいと思います。

「自主管理」は主に築年数の経ったマンションに多く見られる管理方式です。
管理会社に管理を委託せず管理組合が自ら管理を行います。清掃していただくスタッフの方のみを直接雇用するケースはあります。

国土交通省の調査によると平成30年度時点で自主管理のマンションの割合は6.8%です。

自主管理に至る背景は、昔は管理会社に管理を委託するということが浸透してなかったこともあり、分譲当初より自主管理を採用してたか、途中で管理会社を外して直接管理するようになったかのいずれかです。

メリットとしては管理会社に委託料を払わなくて済むので、まずコストが削減できます。
また、管理組合の自主性も高まりいい管理ができるケースも多いです。

デメリットはリーダーシップを取れる住民の方がいなかったり、管理、修繕に対する知識や意識が欠落している場合は慢性的な管理機能不全に陥る危険もはらんでいます。

実際、修繕積立金のストックがゼロというマンションもあります。

将来の修繕や不可抗力で損壊等が生じたらどうなるのでしょうか。とても、お客様にはおすすめできません。

自主管理のマンションを検討に入れる際は修繕の履歴はもちろんのこと、積立金の積み立て状況を確認することが必要です。

また、実際に足を運んでみて清掃がきちんとされているか、共用部は破損してそのままになってないか、建物の劣化状況はどうかなどを確認することで管理の良し悪しがある程度把握できます。

私どもも、以上の点に留意しながらご案内に努めてまいりたいと思います。

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