先日、お客様より「借地権のマンション」について意見を求められたのでいくつか、ポイントを共有できればと思います。
借地権マンションはその名の通り、土地が所有権でなく借地上に建っているマンションのことです。
マンション価格が上昇トレンドである昨今、借地権マンションは価格が安いので(所有権マンションの概ね7~8割程度)検討に入れていただくようお勧めしております。特徴としては、価格の安さ以外に何といっても駅近などの利便性の高い立地であることが多いです。
借地権は普通借地権と定期借地権があり、中古マンション市場においてはほとんどが普通借地権です。さらに平成4年の法改正以前の旧法借地権マンションのシェアが高いです。旧法のほうが、土地を借りている方にやや有利な内容になっています(新法よりも更新後の契約期間が長いなど)
メリットとして、土地の取得税、移転登記費用や固定資産税がかからない点が挙げられます。
デメリットは土地の担保評価がないため住宅ローン審査においてやや不利なのと毎月地代がかかる点です。
更新に関しては地主に正当な理由があれば更新できませんが、認められるケースは稀ですのでほぼ永住できると考えてよろしいかと思います。仮に更新拒絶された場合は建物の買い取り請求が行使できます。
ぜひ参考にしてみてください。